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2007年11月アーカイブ

2007年11月の言葉と法話

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・災難がこないように祈るのが信心ではない 災難がきても引き受けていける力を得るのが信心である
・信心とは生きる本当の自信を得ることです


法話
 誰しも災難に会いたくない。災難に会いたくないから宗教を信じている人も多いであろう。よく宗教とは「除災招福」といわれるように、災いを除き福を招く ものだと思っている人も多い。しかし本来仏教は除災招福を説かない。災難がこないように祈る宗教ではない。『仏説無量寿経』に「身自ら之(これ)を当 (う)くるに、代者あることなし」とあるように、与えられたものは引き受けるしかない。誰も代わってくれる者なしです。仏教で説くすくいとは、苦しみがな くなることではない。苦しみを乗り越えていくことです。今まで苦と思っていたことが苦でなくなっていくことです。また苦しみの現実が変わることではない。 苦しみの現実を引き受け、苦を乗り越えて力強く生きる身となることです。
 「第二の矢を受けず」という言葉があります。第一の矢は誰しも受けるが、第二の矢は受けないのです。生老病死という苦は誰しも受けるが、それを引き受けて力強く生きるので第二の矢を受けないのです。
 また信心とは、生きる本当の自信を得ることです。人間は自信がなければ生きれません。自信がなければすぐ人の言葉や行動にふり回されます。まわりの眼が 気になります。自信のある人は、人にふり回されず力強く行動できます。ただ人間の自信は、少し調子良くいくと、すぐに自信過剰になります。ちょうど風船を ふくらませた状態です。少しずつ空気が抜けているし、思い通りにいかなくなると、針でついたように風船がパーンと割れます。すぐに自信を失くします。しか し仏さまからいただいた自信は決して崩れることはない。信心とは仏さまが私たちの生きる支え、土台となり、私たちに生きる安らぎと自信を与えてくださるの です。
 「いつも私を見ていてくださるかたがあり、いつも私を照らしてくださるかたがあるので私はくじけずに今日を歩く」
(橋本栄一)

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