MYOKYOJI

12月の言葉と法話

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今月の言葉

         あてはずれ あてはずれ あてはずれつづけて あてはずれてもいい 大地に立つ(浅田正作)

法話

    他力本願とは、世間では誤解されて使用されています。他人まかせや依存主義の意味で使われています。他力本願とは人間の本当の自立を教えているのです。阿弥陀如来が、必ず私たちを救うと誓い、私たちの生きる依りどころ、支え、大地となってくださっているのです。私たちが逃げても、背いても、反抗しても決して見捨てない、どんなことがあっても必ず救うと願い働いてくださっているのです。私が必ずあなたを支えるから、小さな弱い足であっても、他人をあてにせず、比べることをせず、自分の足で立ち上がって生きなさいと、よび続けてくださっているのです。

 私たちの人生は思い通りにはいきません。あてはずれつづけています。思い通りにしようとするから苦しむのですが、すぐに自我が思い通りにしたいと願い、それにかかり果てています。人間は自我が、くだかれてくだかれて成長していくのに、すぐに思いを固め、自我に固執し、思いどおりにしようとして苦しんでいます。本当にあてはずれあてはずれの繰り返しです。

 阿弥陀如来は、そのあてはずれ続けている私たちを見捨てることなく、大地となって支えつづけてくださっているのです。大地は、悲しい時も苦しい時もさびしい時も、失敗した時も、世間から白い眼で見られている時も、分け隔てせず、えらぶことをせず、くらべることをせず、どんな時もそのまま支えてくれています。いつも私に居場所を与えてくださっているのです。うれしいです、安心です、大きな喜びです。あてはずれてもいい大地に立って生きましょう。

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