MYOKYOJI

10月の言葉と法話

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念仏してご利益があるのですか?念仏申す身となることが最高のご利益です。

念仏してどうにかなるのではない、どうにもならぬまま念仏して救われる

念仏を称えるとは、「ありがとう」とお礼を申すことです

 法話

ご和讃に、「南無阿弥陀仏称えればこの世の利益きわもなし・・・・・」とあるように、念仏申す身となれば最高のご利益がいただけるのです。ただわけもわからず一生懸命念仏を称えても救われません。念仏を称えるとは、阿弥陀さまに「こだま」することです。阿弥陀さまへのお礼です。サンキューブッダです。信心のない念仏をいくら称えてもご利益はありません。私自身が信心をいただき念仏申す身となることです。念仏を申す身となっても、現実は変わりません。現実はそのままです。煩悩具足の凡夫には変わりありません。念仏してどうにかなるのではありません。どうにもならないまま、そのままで救われるのです。そのままで最高のご利益が与えられるのです。念仏申す身となると、どっちに転んでも大丈夫といえる生きる力が身につきます。私がこの世に生まれ私が私で良かったと喜べます。たとえ若くして亡くなっても永遠のいのちが与えられます。滅びないいのちをいただくことが出来るのです。死をも超えていけるのです。

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