思い通りにしようという心が苦しみを生む
正しいことをいうときは少しひかえめにするほうがいい、正しいことをいうときは相手を傷つけやすいものだと気づいているほうがいい。吉野弘「祝婚歌」より
法話
人間は自我があるので皆思い通りにしたいという心を抱いている。この思いが強ければ、思い通りにいかなかったとき、腹が立ちます。苦しいです。苦しみの原因は、自分の思い通りにならない自我が起こしているのです。気づいていたら、苦しみの原因がわかれば対応できます。自分が正しい、お前は間違っていると強く言えば、相手は傷つきます。そういうときは控えめに話した方がいい。少しでも相手を思いやる心があった方がいい。