MYOKYOJI

2014年7月アーカイブ

7月の言葉と法話

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私が仏法を聞くのではない。私を仏法に聞くのです。仏法に私を学ぶのです。

雨なしのカラ梅雨を愚痴っていたら、本格的な梅雨がきて、また愚痴が出た。(浅田正作)

  法話

 私が仏法を聞くのではありません。私が仏教を学ぶのではありません。あたしが聞くのであれば、自分勝手な聞き方、学びになります。自分の狭いモノサシで判断することになります。自分の納得する部分や、共感する部分だけで判断することになり、少しも自分は問われません。そうではなく私が仏教から聞き、学び、問われていくのです。今まで見えなかったことや気づかなかったことを教えられるのです。コップに水がいっぱい入っていたら、いくらついでも入らないように、私自身のコップを空にして、素直に謙虚に仏法を聞いていくのです。学んでいくのです。そうすれば少しづつ仏法が我が身にしみ込んでくることでしょう。 今年の梅雨は雨が少ないです。カラ梅雨のようです。水やりが大変だと愚痴っている人も多いです。もしかするとこれから本格的な梅雨が来るかもしれません。そうするときっと「今日も雨か、雨は嫌だなあ」と、また愚痴が出ることでしょう。これが私たちの姿です。

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