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旅の情報

雲南省の仏教遺跡と世界遺産の旅昆明・西双版納・大理・麗江・中甸を訪ねて

2002年8月21日〜8月30日 10日間

img 雲南へ行く
 今年の佛跡旅行は4月に坊守がお浄土に帰り、中止しようと思っていましたが、 娘が「留守番しとくから行ってきたら」の一言により急遽行くことになり、10名 の方々と中国雲南省へと旅立ちました。 初めて参加された方もすぐに打ち解けてくださり、楽しく、和やかな旅が出来 ましたことを大変喜んでいます。
 雲南は紅土高原といわれる地域に、25の勤勉な民族が住んでおりそれぞれの自 然環境により独自の文化、風習を形成し、北はチベットの麓にあり、南はミャン マーの国境沿いにあり、北と南で大変異なった風景を見ることが楽しみでした。 また雲南は日本の原郷とも言われて親しみを感じていたし、歴史のある大理、麗 江はどんな町か、最近とても注目されているシャングリラ(桃源郷)とはどん処 か、とても興味がありました。
 今回の旅は雲南の代表的な都市である昆明、西双版納、大理、麗江、中甸を訪 ねる旅でしたが、欲張ったためか駆け足で通り過ぎたという気がしています。も っと一つ一つの町をゆっくり時間をかけて訪れるべきであったと反省しています。 するともっと違った景色が見られたのではないかと思っています。  しかし、メコン川の満月、中甸の松茸、大理の琵琶湖のようなジ海の船旅、トンパ文字、松賛林寺での勤行、チベット族の民家訪問、毎日の夜の反省会、とても印象に残っています。皆様のご協力により楽しい旅ができましたこと、厚く感謝しています。ありがとうございました。

称名

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雲南省の概略

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 雲南は、中国の南西部にあって、周りを、ミャンマー、ラオス、ベトナムと、広西壮族自治区、貴州省、四川省、チベット自治区に囲まれた、内陸の一省です。 雲南という地名は、「雲嶺の南」からきています。雲嶺山脈は、チベット自治区、四川省から雲南北部を横断している山脈です。
 雲南は94パーセントが山地です。雲南の上空を飛行機で飛ぶと、それがよくわかります。昆明から西双版納の景洪までは約45分のフライトですが、その途中、ちょうど半分くらい行ったところが巨大な元江(紅河)の谷になっています。
 累々と続く山並を眺めていると、糸のような白い線に気がつきます。それが道であるとわかった時、それまで昆明から景洪まで2泊3日のバス旅を何度も経験していたので、あんなところを走ってたのかと、ため息が出てしまいました。
 それでも、くねくねと曲がりくねった白い糸は、途切れることなく、しぶとく、しつこく続いています。それを目で追ってゆくと、村や畑など、人が住んでいる痕跡にたどりつきます。
 今度はもっと飛行機よりも高い位置から俯瞰してみましょう。
 雲南は、西北部が高くて(最高地点は梅里雪山のカグボ峰の6740m)、東南部が低い(最低地点は河口の南渓河が紅河に流れ込む地点で76.4m)、つまりヒマラヤ山脈から、南シナ海に落ちている斜面 の途中に位置している高原であることがわかります。
 この高原は雲貴高原と呼ばれ、金沙江(長江)、瀾滄江(メコン河)、怒江(サルウィン河)、紅河(ソンコイ河)などの河川が深い谷を作って流れていて、「パーズ」と呼ぶ盆地があちこちに点在し、そこに町や村ができている。雲南とはそういうところです。
 総面積は、日本とほぼ同じで、39.4万平方km。総人口は約4100万人で、少数民族の占める割り合いは約3分の1です。

チークとガジュマル

チークとガジュマル

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感謝

感謝

シャングリ・ラ

シャングリ・ラ チークとガジュマル

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